秋の星空を彩る星座から、
「水瓶(みずがめ)座」の紹介をしたいと思います。
概要
みずがめ座は、水瓶をかかえる美少年ガニメデスの姿を表した星座です。
黄道十二星座の1つでもあるみずがめ座ですが、暗い星が多く、目立つ星座ではありません。
南の空に大きく広がっているみずがめ座は、
古代シューメル時代にはすでに知られていた最古の星座のひとつです。
探し方
全体に暗い星座のみずがめ座ですが今回も見つけていきましょう。
秋の大四辺形を形作っている、ペガスス座の頭の近くに並んでいます。
「三ツ矢」のような小さな「Y」字型の星の並びを
みつけるのがわかりやすいと思います。
「Y」字型の星の並びが水瓶を担いでいる部分になっていて、
ここから、みなみのうお座の1等星、フォーマルアウトまで、
暗い星が点々と並んでいます。
うお座とぺガスス座、やぎ座に囲まれたところに位置しています。
ものがたり
ギリシャ神話では、
大神ゼウスがお酒のお酌をさせる者を探していました。
美しい少年がいるという噂を聞きつけたゼウスは、
自ら鷲に姿を変え、さらってきたのがガニメデスです。
ゼウスが夢中になったガニメデスは、
のちにみずがめ座になったと言われています。
ガニメデスは大眉の美少年だったとか。
みずがめからこぼれ出ている酒は、不老不死の酒と言われており、
みなみのうお座の口へ流れ込んでいます。
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