秋の空に輝く星座のひとつ、
「ペガスス座」を紹介します。
ペガスス座は、翼の生えた伝馬の姿をした星座です。
南中する前には、東の空から昇り、
伝馬が逆さまになった形で夜空を駆けていきます。
- 南中とは
- 天体が真南にくること。
北半球から夜空を見た場合、真南に天体がきたときに高さが一番高くなること。
10月~11月の夜9時ころには、
天頂近く輝いていてとても良く目立ちます。
概要
ペガスス座の名前ですが、
一般には英語読みの『ペガサス』で知られています。
そのため、ペガサス座と呼ばれることもありますが、
日本語での正式な星座名はペガスス座なのです。
ペガサスは英語読みで、ペガススはラテン語読みです。
天体の用語は、ラテン語読みが使われてることが多いようです。
秋の大四辺形と呼ばれている四角形は、
「ペガススの四辺形」と呼ばれることのほうが多いようです。
マルカブ、シェアト、アルフェラッツ、アルゲニブ
と呼ばれる星から成る四角形です。
探し方
ペガスス座を探すには、ペガススの四辺形を探すのが良い方法です。
このペガススの四辺形はぺガススの胴体部分になります。
秋の四辺形は、全て2等星で構成されていて、
はじめての時には、見つけにくいと思ってしまうかもしれません。
ですが、秋の夜星は明るい星が少ないので、
一度見つけてしまえば次からは
すぐに探しだすことができると思います。
ものがたり
ギリシャ神話で、勇者ペルセウスが
魔女、メドューサの首を切り落としたときに、
流れ出た血から生まれた伝馬がペガスス座になったと言われています。
ペガススはギリシャ語で「泉」を意味しています。
生まれでたペガススは飛び立ち、女神たちを喜ばせようと、
岩をひづめで撃ったところ、そこから泉が湧き出たと言います。
アンドロメダを救い出したり、ペルセウスと共に冒険したあとも、
ベレロポンと一緒に怪物・キマイラを倒すなど、様々な活躍をしました。
そしてのちに、ペガススはゼウスの雷電の矢を運ぶ役目を負いました。
そんな、かっこいい神話をもつ、ペガスス座なのです。
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