秋の星座のうちのひとつ、
「みなみのうお座」を紹介します。
概要
秋の南の空で一つだけ輝く星が、
みなみのうお座の口元にある1等星フォーマルハウトです。
魚が逆さまに向いている形だというのを覚えておいてください。
探し方
秋の大四辺形の西の辺を南に伸ばしていくと、
明るい星に出会います。
他に明るい星がないので、形どるのは難しいですが、
フォーマルハウトを目印にし、みなみのうお座を探します。
ものがたり
ギリシャ神話から話をすると、
みなみのうお座は、水面から飛び跳ねる魚の姿をした星座です。
すぐ上に連なるみずがめ座からこぼれ落ちてきた酒は、
みなみのうお座の口に注いでいます。
お酒を飲み干そうとしているのでしょうか?
だから逆さまなのかもしれません。
ギリシャ神話では、ある日、天上の神々がナイル川の畔で
宴会をしていたところ、突然、怪獣テュフォンが現れ、
驚いた神々は様々な姿になって逃げました。
このときに、アポロンが変身した姿が、
みなみのうお座に描かれているのだと言われています。
また、もう一方では、うお座の2匹の魚の親魚だともいわれています。
そして、怪獣テュフォンに追われた愛と美の女神アフロディーテが
魚の姿になって逃げた時の姿だとも言われます。
諸説あるみたいですね。
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