秋の星座を代表する星座のひとつに、
「アンドロメダ座」があります。
アンドロメダといえば、アンドロメダ座よりも
アンドロメダ大星雲やアンドロメダ銀河を
思い浮かべる方が多いかもしれません。
そのアンドロメダ銀河は、
アンドロメダ座の方向に見えるので、そう呼ばれています。
概要
東から北東の方角に目をやると
アルファベットのAを横にしたように連なる星の並びがあります。
M31大星雲という星をもつアンドロメダ座は、
両腕を鎖で繋がれた古代エチオピアの女王アンドロメダの姿を表した星座です。
探し方
アンドロメダ座の探し方は、頭上近くに見える大きな四辺形
=「ぺガススの大四辺形」や「秋の大四辺形」と呼ばれている
4つの星で形作る四辺形を見つけるのが良い方法です。
秋の大四辺形の星の1つが、アンドロメダ座の星のひとつになっています。
この星を先頭に北に向かってアルファベットの大文字「A」の並びを確認してください。
Aの字のように連なる星の並び、これが「アンドロメダ座」です。
ものがたり
ギリシャ神話では、ペルセウスとペガススの
物語の中にアンドロメダが登場します。
アンドロメダ姫はとても美しく、両親からとても愛されていました。
王妃のカシオペアが、娘の美しさをあまりにも自慢したために、
神々が起こり、アンドロメダを怪物くじらの生贄にしようとしました。
そこへ、魔女メデューサの首をとり、
ペガススに乗って帰る途中のペルセウスが通りかかりました。
鎖に繋がれた美しいアンドロメダを救おうと、
ペルセウスは怪物くじらと戦い、見事退治しました。
この時、怪物くじらがくじら座となり、
物語の登場人物が秋の夜空に並んでいるのです。
この物語が面白いなと思ったら
アドベンチャー映画の大作、「タイタンの戦い」で
より魅力的なお話として映画化されているので
チェックしてみると、より星座を楽しめると思います。
ここだけの話
歌手のaikoさんの楽曲のうちのひとつに
「アンドロメダ」という歌がありますね。
時の経過とともに恋が薄れてしまって
大好きだった彼を吹っ切るにはまだ辛いけど
世界にさよならと呟く、そんな歌。
この歌ではアンドロメダ座を指しているのではなく、
アンドロメダという銀河系のことを指している気がします。
銀河も星も、切なさを表すにはぴったりですね。
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